部屋は決まったのに、家電を何から買えばいいかで手が止まる。一人暮らしの準備で多いつまずき方です。家電は数が多く、値段の幅も大きいので、買う順番を決めないと予算だけが先に膨らみます。一人暮らしの家電で必要なものは、最初は冷蔵庫と洗濯機と電子レンジの3つで足ります。

家電は全部そろえてから引っ越すもの、と思っていませんか。3つあれば初日から生活は回ります。
まず買うのは冷蔵庫と洗濯機と電子レンジ

最初にそろえる家電は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジの3つです。ビックカメラの新生活ページでも、最低限必要な家電としてこの3つが挙げられています。食べ物を保存する、服を洗う、温める。この3つが止まると、その日から生活が困ります。
「コインランドリーとコンビニで代用できるのでは」と感じる方もいます。実際SUUMOの記事では、代用できる場合もあると書かれています。ただ、コインランドリーは1回400円前後かかるので、週2回使えば月に3,000円ほどになります。
半年以上住む予定なら、洗濯機は先に買ったほうが出費は少なくなります。逆に、数か月だけの短期入居なら代用でしのぐ方法もあります。
冷蔵庫/洗濯機/電子レンジ
この3つだけなら、5万円前後から一式そろえられます。
炊飯器とテレビは住んでから決めていい
炊飯器、掃除機、テレビは、住み始めてから買っても間に合います。アイリスオーヤマの記事でも、テレビや掃除機はすぐになくても当面の生活に支障はない、と書かれています。
分かれ目は自炊の回数です。週の半分以上ごはんを炊くなら、炊飯器は早めにあったほうがラクです。週に1回か2回なら、電子レンジで温めるパックごはんでも足ります。
テレビは、動画配信サービスをスマホやパソコンで見る人なら後回しでOKです。掃除機も、最初の1か月はフローリング用のワイパーで足りることが多いです。ただし、隙間のホコリまで取るなら掃除機が必要になります。
電気ケトルは、この中では先に買っておきたい家電です。お湯が沸かせるだけで、カップスープやインスタント食品が食べられるようになります。3,000円前後で買えるので、優先度のわりに負担が小さいです。
買う前に部屋で測る4か所
家電を買う前に、メジャーで4か所を測っておきます。ここを飛ばすと、届いた日に置けないことが分かって困ります。ビックカメラの新生活ページでも、目視ではなくメジャーで測るようにと書かれています。
ステップ1は冷蔵庫の置き場所です。幅と奥行きと高さを測り、左右と背面に数センチの余裕を足しておきます。放熱のためのすき間が必要なためです。
ステップ2は洗濯機置き場です。床にある防水パンの内側の寸法を測ります。ドラム式は縦型より大きいので、防水パンに収まらないことがあります。
ステップ3は搬入経路です。玄関のドア幅、廊下の幅、階段の折り返し、エレベーターの入り口を測ります。部屋には置けても、そこまで運べないと入りません。
ステップ4はコンセントです。位置と数、アース端子の有無を見ておきます。洗濯機と電子レンジはアース付きのコンセントを使うので、無い場合は先に管理会社へ相談しておくと後がラクです。
サイズの目安は6畳ワンルーム基準
6畳のワンルームなら、冷蔵庫150〜250L、洗濯機5〜6kg、電子レンジ20L前後が目安です。アイリスオーヤマが公開しているサイズ一覧の数字をもとにしています。
| 家電 | 目安サイズ | 大きくするなら |
|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 150〜250L | まとめ買いや作り置きをするなら200L以上 |
| 洗濯機 | 5〜6kg | シーツや毛布も洗うなら7kg以上 |
| 電子レンジ | 20L前後 | お菓子や焼き料理も作るなら25L前後 |
| 炊飯器 | 3合炊き | 冷凍保存する前提なら5.5合炊き |
| テレビ | 24〜32インチ | 8畳以上の部屋なら40インチ前後 |
自炊をほとんどしないなら、冷蔵庫は150L以下でも足ります。飲み物と冷凍食品を入れるだけなら、100L前後の2ドアで収まります。
洗濯物は1日およそ1.5kg分と言われています。5kgの洗濯機なら2日から3日分をまとめて洗える計算です。

大きいほうが安心、と思って選ぶと搬入で困ります。まず部屋のサイズから決めましょう。
捨てるときにお金がかかる家電は4つ
エアコン、テレビ、冷蔵庫と冷凍庫、洗濯機と衣類乾燥機の4品目は、捨てるときに料金がかかります。環境省の家電リサイクル法のページで、この4品目が対象と示されています。
捨てる人が払うのは、リサイクル料金と収集運搬料金の2つです。金額はメーカーと品目とサイズで変わるため、ここでは断定しません。処分するときに、購入した店か家電リサイクル券センターで確認してください。
これは買うときにも効いてきます。中古やもらいものの冷蔵庫は本体が安く済みますが、引っ越すときの処分費は同じようにかかります。数年で買い替える前提なら、その分も見ておくと予算がずれません。
逆に、電子レンジや炊飯器、掃除機はこの4品目に入っていません。自治体の粗大ごみや小型家電の回収に出せる場合が多いです。扱いは自治体で違うので、お住まいの市区町村の案内を見て確認してください。
入居初日に無いと困るのは照明とカーテン
初日にそろっていないと本当に困るのは、照明とカーテンと寝具です。大型家電は注文してから届くまで数日から2週間ほどかかるので、初日に間に合わないことがあります。
カーテンは、外から部屋の中が見えてしまうため入居時に必要です。SUUMOの記事でも、オーダーだと時間がかかるので早めに用意するようにと書かれています。既製サイズなら当日でも買えるので、窓の幅と丈を測ってから店に行きましょう。
照明は、賃貸だと付いている部屋と付いていない部屋があります。エアコンとガスコンロも同じです。契約前か契約直後に、管理会社へ「照明とエアコンとコンロは備え付けか」を聞いておくと、買い物のムダが減ります。
今日決めるのは3つだけでいい
この記事で決めるのは、冷蔵庫と洗濯機と電子レンジのサイズだけです。残りは住んでから、足りないと感じたものを買い足していけば間に合います。
手順としては、まず部屋の4か所を測ります。次に測った寸法に収まるサイズを表から選びます。最後に、初日用にカーテンと照明と寝具を用意します。
予算は、本体3つで5万円前後から、細かい日用品まで入れると15万円前後を見ておくと安心です。金額は時期や店で動くので、購入時に価格を確認してください。

迷ったら、メジャーを1本買うところから始めてください。話が早くなります。
ライター日比野多くの製品をレビューしてきたガジェットライター。資格勉強にiPad+互換ペンを愛用しています。販売店などからリサーチして最新の情報をお伝えするように努力しています。


