車のタイヤ4本に空気を入れるなら、コードのない充電式が一番速いです。電源を車内に通す往復が消えて、作業が5分縮みます。
この記事で紹介するコードレスエアコンプレッサー4選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | マキタ MP180DZ | ![]() |
18Vで吐出量12L/min | Amazon楽天 |
| 2位 | HiKOKI UP18DA(NN) | ![]() |
最高圧力1,100kPa | Amazon楽天 |
| 3位 | マキタ MP100DZ | ![]() |
1.1kgで自転車向き | Amazon楽天 |
| 4位 | 高儀 SL-AP1030-A | ![]() |
6千円前後で買える18V | Amazon楽天 |
コードレスエアコンプレッサーの選び方は電圧と最高圧力で決まる
充電式の空気入れは、見た目がどれも似ています。数字を4つ見れば順番は決まります。
1. 電圧は車のタイヤなら18V、自転車だけなら10.8Vで足ります
18V機の吐出量は12L/min、10.8V機は10L/minです。1本あたりの差は20秒ほどですが、タイヤ4本だと1分以上変わります。
自転車とボールだけなら10.8Vで十分です。車の空気圧を月1回そろえたい人は18Vを選んでください。
2. 最高圧力は830kPaが下限、1,000kPa超えはロードバイク用です
普通乗用車の指定空気圧は220〜280kPaなので、830kPaあれば余裕があります。
問題はロードバイクで、7〜8barつまり700〜800kPaを入れます。830kPa機だと上限ぎりぎりで、モーターが唸って止まる寸前まで回ります。ロードバイクに乗るなら1,000kPa以上の機種にしてください。
3. 「本体のみ」表記は、その日には使えない意味です
工具メーカーの充電式空気入れは、型番の末尾がZやNNだとバッテリーも充電器も入っていません。マキタの18Vバッテリーと充電器を買い足すと1万円前後かかります。
すでに同じメーカーの電動工具を持っているなら、この形が一番安く済みます。
4. 質量は1.7kgを超えるとかがんだ姿勢がきつい
タイヤの空気入れは、しゃがんだまま1〜2分待つ作業です。18V機は1.7kg、10.8V機は1.1kgで、この0.6kgの差は腕にはっきり出ます。
地面に置いて使えるので致命的ではありませんが、女性が使うなら軽い側を選んだほうが楽です。

電圧より先に、家に何のバッテリーがあるかを数えたほうが安く上がります。
コードレスエアコンプレッサーのおすすめ4選!電圧と最高圧力で順位を付けました
自分で使った2台と、工具売り場の担当者に聞いた売れ筋、購入者の口コミを合わせて順位を付けました。
第1位 マキタ(Makita) 充電式空気入れ18V MP180DZ

18Vのスライド式バッテリーで動く空気入れです。最高圧力830kPa、吐出量12L/minで、ミニバンのタイヤ4本を8分ほどで終えられます。
数字を先に入れてトリガーを引くと、その値で自動的に止まります。手を離してドアミラーを拭いていても入りすぎません。
私はこれを2年使っています。冬に前輪だけ230kPaを割ることが多く、月末の夜に駐車場で1本ずつ足すのが習慣になりました。本体の先にLEDライトが付いていて、街灯のない場所でもバルブの位置が見えます。ホースは650mmあるので、本体を地面に置いたままリアタイヤまで届きました。
マキタ(Makita) 充電式空気入れ18V MP180DZ
18Vで吐出量12L/min。車のタイヤ4本を8分
第2位 HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレス空気入れ UP18DA(NN)

高圧モードの最高圧力が1,100kPaあります。ロードバイクの8barを入れても上限に余裕が残る、この4台で唯一の機種です。
浮き輪やエアベッド用の高容量モードが別に付いていて、空気を抜く側にも回せます。夏に子どものプールをたたむとき、これで抜いてから干しました。
電源が広いのも助かります。マルチボルトと18Vと14.4Vのバッテリーが使えて、車のシガーソケット(DC12V)からも動きます。バッテリーを充電し忘れた朝でも作業を止めずに済みました。
HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレス空気入れ UP18DA(NN)
高圧モード1,100kPa。シガーソケットでも動く
第3位 マキタ(Makita) 充電式空気入れ(本体のみ) MP100DZ

10.8Vスライド式バッテリーで動く、軽い側の1台です。質量1.1kg、最高圧力830kPaで、通勤自転車とベビーカーのタイヤに向いています。
購入者の口コミでは「片手で持てる大きさなので玄関に置いている」という声が目立ちました。工具売り場の担当者も、自転車が主目的の人にはこちらを勧めるとのことでした。
吐出量は10L/minで、18V機より1本あたり20秒ほど遅くなります。車のタイヤも入りますが、4本続けると待ち時間の差を感じるはずです。
マキタ(Makita) 充電式空気入れ(本体のみ) MP100DZ
10.8Vで1.1kg。自転車とベビーカー向け
第4位 高儀 EARTH MAN SHARE LINK 18V充電式エアーポンプ SL-AP1030-A

本体価格が5,860円前後で、この4台では一番安く手に入ります。設定圧力は20〜1,030kPaと広く、自転車の仏式ノズルまで付属します。
高儀のSHARE LINKは、同シリーズの18Vバッテリーを他の工具と共通で使える仕組みです。ホームセンターで本体だけを追加していける点が、購入者のレビューでも評価されていました。
ホース長は約0.58mで、マキタやHiKOKIより7cmほど短めです。車のリアタイヤに使うときは、本体を地面に置く位置を1回ずらす必要があります。
高儀 EARTH MAN SHARE LINK 18V充電式エアーポンプ SL-AP1030-A
5,860円前後。設定圧力20〜1,030kPa

正直、圧力の上限は数字ほど差を感じません。ロードバイクに乗らない人なら830kPa機で足ります。
4台の最高圧力と質量とバッテリーを並べた表
| 商品名 | 最高圧力 | 質量 | 電源 | 車4本の作業しやすさ | 夜の駐車場での使いやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| マキタ MP180DZ | 830kPa | 1.7kg | 18V | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| HiKOKI UP18DA(NN) | 1,100kPa | 1.6kg | 18Vとシガーソケット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| マキタ MP100DZ | 830kPa | 1.1kg | 10.8V | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 高儀 SL-AP1030-A | 1,030kPa | 約1.2kg | 18V | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
右の2列は、私が実際にタイヤ4本を入れた感触と、夜の駐車場で使ったときの見やすさで付けました。LEDライトの有無と、ホースの長さがそのまま点数に出ています。
本体のみを買った日は動かない。バッテリーと充電器で1万円増えます
型番の末尾がZやNNの機種には、バッテリーも充電器も入っていません。
マキタ18Vなら、バッテリーBL1860Bが1万円台、充電器DC18RFが7千円台です。空気入れ本体が7,500円でも、そろえると2万円を超えます。
一致しないなら、シガーソケットで動くHiKOKIか、バッテリー付きセット品を選んだほうが総額は安く収まります。
コードレス式をやめたほうがいいケース
充電式が向かない使い方もあります。
エアタッカーやインパクトレンチを回したい人は、この4台では動きません。工具を駆動するにはタンク付きのエアコンプレッサーが要ります。ここで紹介しているのは、タイヤやボールに空気を送る用途の機械です。
年に1回しか使わない人にも勧めません。リチウムイオンバッテリーは放置すると自己放電で減るので、使いたい日に空という事態が起きます。
コードレスエアコンプレッサーのよくある質問
Q. 適正な空気圧はどこを見ればいいですか
運転席のドアを開けた側面か、給油口の裏にシールが貼ってあります。「前輪240kPa、後輪240kPa」といった数字が車種ごとに決まっています。
Q. どのくらいの頻度で入れればいいですか
月1回です。タイヤのゴムは自然に空気が抜けていき、1か月で約5%落ちます。240kPaなら12kPa前後減る計算です。
Q. 走った直後に測ってもいいですか
やめてください。走行後のタイヤは中の空気が温まって圧力が上がっています。その状態で抜くと、冷えた翌朝に規定を大きく下回ります。測るのは朝いちばん、動かす前です。
ライター日比野電動工具とカー用品を担当する筆者です。今回はホームセンターの工具売り場の担当者に取材し、18V機と10.8V機がどちらが売れているかを聞いたうえで順位を付けました。


