買い替えて、古いドライヤーが洗面所に残っている。燃えないごみでいいのか、小型家電なのかが分からず、そのまま置いてある。ドライヤーの捨て方は市によって違い、同じ「燃えないごみ」でも呼び名が分かれます。ただ、調べ方さえ分かれば5分で確認できます。自分の市のルールの探し方と、充電式のコードレスだけ扱いが変わる理由、お金をかけずに手放す方法を順にまとめました。

どのサイトも「自治体によって違います」って書いてあって、結局うちがどれか分からないんです。
不燃ごみか小型家電か、呼び名は市で違う

先に答えを書きます。多くの市で、ドライヤーは燃えないごみか小型家電のどちらかです。ただし呼び名がそろっていません。
実際に市の公式ページを見ると、書き方はばらばらです。神戸市の質問回答では「燃えないごみ(小型家電リサイクルBOX)」と案内されています。名古屋市は小型家電の回収品目に「理容用機器(ヘアドライヤー、電気かみそり等)」を挙げています。
ほかにも、金属ごみ、小物金属、普通ごみといった名前を使う市があります。名前が違うだけで、行き先はだいたい同じです。
気をつけたいのは、大きさで区分が変わる市があること。一辺が30センチを超えると粗大ごみに回る決まりのところもあります。ドライヤー本体でここに引っかかることは少ないものの、収納ケースごと出すつもりなら確認が必要です。
なぜ市ごとに違うのかというと、ごみの分け方をそれぞれの市が自分で決めているからです。処理施設の設備も、集めたあとの流れも同じではありません。だから「全国どこでも燃えないごみ」と言い切れる記事は書けません。
逆に言えば、自分の市さえ調べれば話は終わります。調べる先はひとつだけなので、それほど手間はかかりません。
自分の市の分別を5分で調べる手順
「自治体に確認しましょう」で終わっているページが多いので、調べ方まで書きます。検索窓に市の名前と品名を並べて入れるだけで、たいてい公式ページが最初に出ます。
ステップ1 検索窓に「(市の名前) ごみ 分別 ドライヤー」と入れます。多くの市が、品名から探せる分別辞典を持っています。50音で引ける形になっていることが多いです。
ステップ2 出てきたページのURLを見ます。末尾が lg.jp か city から始まるものが、その市の公式です。不用品回収業者のページが上に出ることもあるので、そこは飛ばします。
ステップ3 分別の名前が分かったら、次は出す日を調べます。「(市の名前) ごみ カレンダー」で、地区ごとの収集日が出ます。燃えないごみは月1回か月2回の市が多く、逃すと次まで待つことになります。
ステップ4 時間も見ておきます。神戸市は月2回、朝5時から8時までと決められています。夜のうちに出す決まりの地域もあるので、ここは市ごとに確認してください。
コードレスは電池のせいで出し方が変わる
ここは見落とされがちなところです。充電式のコードレスドライヤーは、燃えないごみに出してはいけない場合があります。中にリチウムイオン電池が入っているためです。
神戸市の案内でも、充電式のコードレスドライヤーのようにリチウムイオン電池を使った製品は、収集や処理のときに強い力がかかると発煙したり発火したりして、ごみ収集車や処理施設の火災につながるおそれがある、と書かれています。そのうえで、できるだけ小型家電リサイクルボックスを使うよう案内されています。
この問題は1つの市の話ではありません。環境省が電池の火災防止だけを扱う専用サイトを開いていて、廃棄物処理施設や収集車での火災が続いていることを取り上げています。
コンセントにつないで使う普通のドライヤーなら、この心配は要りません。判断は簡単で、充電して使うタイプかどうかだけです。
回収ボックスに入る大きさには基準がある
小型家電回収ボックスは無料で使えます。ただし入り口の大きさが決められていて、入らないものは対象外です。
名古屋市の場合、回収の対象は縦15センチ以下かつ横40センチ以下かつ奥行25センチ以下と公表されています。ドライヤーは横向きなら通ることが多いサイズですが、大きめのモデルだと投入口で止まります。
ボックスが置いてあるのは、区役所や図書館などの公共施設、家電量販店、郵便局、駅、スーパー、ホームセンターあたりです。市のページに設置場所の一覧が載っているので、行く前に見ておくと二度手間になりません。
入らなかった場合は、市の燃えないごみに回すか、家電量販店の引き取りを使う流れになります。名古屋市も、回収ボックスを使えない場合は不燃ごみでよいという案内です。
費用をかけない手放し方は4つ
ドライヤー1台なら、お金をかけずに手放せます。急いでいるかどうかで選び方が変わります。
| 方法 | かかるお金 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 市の燃えないごみ | 指定袋の代金だけ | 収集日まで待てる人 |
| 小型家電回収ボックス | 無料 | 近くに設置場所がある人 |
| 家電量販店の下取り | 無料のことが多い | 買い替えと同時の人 |
| フリマアプリ | 送料と手数料 | まだ使えて手間をかけられる人 |
下取りは、店や時期によってやっていないことがあります。買う前に、その店の引き取りサービスの条件を見ておいてください。有料で引き取る形の店もあります。
買ってから日が浅いものや、人気メーカーのものなら、フリマアプリで売る道もあります。ただし動かないものは売れません。焦げたにおいがするような状態なら、素直に市の回収に出したほうが早いです。
不用品回収業者は、ドライヤー1台だけだと割高になりやすいところ。引っ越しや片づけで、ほかにも手放すものがあるときに一緒に頼むと釣り合います。
もうひとつ、市のごみ処理施設へ自分で持ち込む方法もあります。収集日を待たずに済み、ほかにも捨てるものがあればまとめて出せます。ただし車がないと厳しく、受付が平日の昼間だけという施設も多いです。
ドライヤー1台のためにここまでする必要はありません。大掃除や引っ越しで、まとまった量が出たときの選択肢として覚えておくと役に立ちます。

買い替えるつもりなら、先に店の下取り条件を見ておくと一番ラクです。持ち込む手間が1回で済みます。
ごみの日の朝までにやること
出す直前の確認です。冷ますこと、分解しないこと、コードをそのままにしておくこと。この3つで問題なく回収されます。
1つめ 使ったあとすぐに袋へ入れないでください。ドライヤーは熱を持ちます。冷めるまで数十分置いてから袋に入れます。
2つめ 中を開けないでください。金属を分けたほうがいいのでは、と思うかもしれませんが、分解された状態だと回収を断られることがあります。そのままの形で出すのが正解です。
3つめ コードは切らずに、本体につけたまま出します。ゆるく束ねておくと、収集の人が扱いやすくなります。
ここまで済んだら、あとは市の指定袋に入れて収集日の朝に出すだけです。充電式のコードレスだった場合だけ、袋ではなく回収ボックスへ持っていってください。

市の名前で検索して、コードレスかどうかを見る。それだけなら今日できますね。
ライター日比野多くの製品をレビューしてきたガジェットライター。資格勉強にiPad+互換ペンを愛用しています。販売店などからリサーチして最新の情報をお伝えするように努力しています。


