電子辞書の捨て方。電池を抜いて初期化し、小型家電回収ボックスか不燃ごみへ。売れる目安と注意点

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電子辞書の捨て方は、多くの自治体で「小型家電」か「不燃ごみ」です。役所や家電量販店にある小型家電回収ボックスに入れれば無料で、不燃ごみの日に出す場合も無料か数百円で済みます。捨てる前にやることは2つで、電池を抜くことと、本体の設定を初期化することです。動く物なら、捨てるより売るか譲るほうが得で、5年以内の高校生モデルは2,000〜10,000円で売れます。

自治体のごみ分別の案内、不用品回収の比較記事、メーカーの案内を合わせて5本読み比べ、電子辞書を「電池の種類」と「動くかどうか」で分けて、捨て方、捨てる前にやること、売る・譲る方法、注意点の順に書きます。

電子辞書は何ごみか。自治体の3つの分け方

電子辞書は家電リサイクル法の対象ではなく、パソコンのようなメーカー回収の決まりもありません。自治体は、小型家電リサイクルの回収ボックス、不燃ごみ、まれに燃やすごみ、の3つのどれかに分けています。神戸市は燃えないごみか回収ボックス、柏市は不燃ごみか小型家電で、電池は別に有害ごみです。自治体のごみ分別の一覧で「電子辞書」を引けば載っているので、出す前に1回見ます。

出し方 費用 やり方 向く人
小型家電回収ボックス 無料 役所、公民館、家電量販店、スーパーの入口にある箱に入れる。投入口は縦15×横30cmほど 動かない物。買い物のついでに出したい
不燃ごみ 無料〜数百円 指定の袋に入れて、不燃ごみの日に集積所へ。電池は抜く 回収ボックスが近くに無い
家電量販店の回収 無料〜550円 レジで渡す。店により無料の小型家電扱い ほかの家電と一緒に出す
不用品回収業者 有料 電子辞書1台のために頼む物ではない 引っ越しで大量に出す

【電池の種類別】捨てる前に電池を抜く方法

単3・単4の乾電池で動く電子辞書

2015年ごろまでのカシオ EX-wordやシャープ Brainの多くは、裏ぶたを開けて単3か単4の乾電池を入れる作りです。裏のふたをスライドして電池を抜き、電池の+と-の端子にセロハンテープを貼ってから、自治体の乾電池の回収に出します。充電池(エネループなど)を入れていた場合は、家電量販店の充電池回収ボックスに出します。電池を入れたまま不燃ごみに出すと、収集車の中で発熱して火事の原因になります。

内蔵の充電池で動く電子辞書

2016年ごろからのカシオ EX-word(XD-SX、XD-SVなど)とシャープ Brain(PW-H、PW-Sなど)は、リチウムイオンの充電池が本体に内蔵されていて、自分では外せません。無理に開けて外そうとせず、そのまま小型家電回収ボックスに入れます。回収ボックスは充電池内蔵の機器を前提に作られていて、電池を外す必要はありません。不燃ごみに出す場合は、自治体によって「充電池内蔵の物は不燃ごみに出さず回収ボックスへ」と決めているところがあるので、分別の一覧で確かめます。

捨てる前にやること。設定の初期化とSDカード

  • 本体を初期化する。メニューの「設定」から「本体の初期化」「リセット」を選ぶ。登録した名前、単語帳、検索の履歴、暗記カードが消える
  • SDカード・microSDカードを抜く。追加コンテンツや写真を入れたカードが挿さったままの物が多い。カードはパソコンで中身を消してから使い回す
  • 追加コンテンツのカードは本体と一緒に売れる。買った辞書の追加カードがあれば、抜かずに一緒に売ると査定が上がる
  • 保護フィルムやケースは外す。ごみの分別が変わる。ケースは燃やすごみか不燃ごみ

電子辞書に入っている個人情報は、名前の登録と単語帳くらいで、パソコンほどの心配は要りません。ただ、学校名や名前を本体に彫っている場合は、回収ボックスに入れる前にシールで隠します。

【動くかどうか別】捨てる前に、売る・譲るを考える

動く電子辞書。5年以内なら売れる

画面が映り、キーが効くなら、捨てる前に売ります。買取店の相場は、シャープ Brain PW-SB1で2,000円前後、カシオ EX-word XD-JTK6900で4,000円前後、発売から2〜3年の高校生モデルなら5,000〜10,000円です。フリマアプリはこれより高く売れることが多く、高校生モデルは4月の入学前に一番動きます。付属のケース、タッチペン、箱、説明書がそろっていると査定が上がります。

売るほどでない古い物は、下の学年の子や親戚に譲るのが一番早い出口です。中学生・高校生モデルは学年が変わっても辞書の中身は同じなので、5年前の物でも使えます。学校によっては使い終わった電子辞書を回収して、後輩に渡す仕組みを持っています。

動かない電子辞書。回収ボックスへ

電源が入らない、画面が割れている、キーが効かない物は、買取店では値が付きません。修理はメーカーで受け付けていますが、発売から7〜8年で部品の保有期間が終わり、直せなくなります。直らない物は、小型家電回収ボックスに入れるのが一番手間が少なく、費用も無料です。フリマアプリで「ジャンク品」として出すと、部品取りの目的で数百円で買う人がいますが、送料と手間を考えると回収ボックスのほうが早く済みます。

家電量販店・メーカーの引き取り

引き取り先 費用 条件
ヤマダデンキ、ケーズデンキ、エディオンなど 無料〜550円 小型家電として店頭で引き取る。店により無料の品目か550円の品目かが違う
家電量販店の下取り 値引き 新しい電子辞書を買うときに古い物を出すと、数百〜数千円引き。動く物のみ
カシオ・シャープのメーカー回収 なし 個人向けの回収は無い。修理の受付のみ
学校の回収 無料 卒業時に集めて後輩に渡す学校がある。担任か購買に聞く

メーカーが個人の電子辞書を引き取る仕組みは無いので、「メーカーに送れば処分してくれる」と考えて送らないでください。修理の受付に送っても、処分は受け付けず返送されます。

捨てるときの注意点。電池・タッチペン・複数台

  • 乾電池は本体と別に出す。入れたまま出すと、収集車の中で発熱する。テープを貼って乾電池の回収へ
  • 充電池内蔵の物は不燃ごみに出す前に自治体の決まりを見る。「回収ボックスへ」と決めている自治体が増えている
  • タッチペンは本体に収めて一緒に出す。ばらばらに出すと、ペンだけが分別できずに残る
  • 回収ボックスに入らない大きさなら、役所の窓口で受け付ける。電子辞書は投入口に入るが、ケースごとだと入らないことがある
  • 兄弟の分を何台も捨てるなら、まず1台ずつ売れるか見る。同じ型番でも年式で価格が違う

電子辞書は電池を抜き、初期化して、回収ボックスか不燃ごみへ

電子辞書の捨て方は、乾電池式なら電池を抜いてテープを貼り、本体を初期化してSDカードを抜いてから、小型家電回収ボックスか不燃ごみに出します。充電池内蔵の物は電池を外さず回収ボックスへ。動く物は捨てる前に売るか譲り、5年以内の高校生モデルなら2,000〜10,000円で売れます。動かない物は回収ボックスが無料で一番早く、メーカーに送っても処分はしてもらえません。

まず、手元の電子辞書の裏ぶたを見て、乾電池が入る作りか、内蔵の充電池かを確かめてください。それで電池の扱いが決まり、あとは動くかどうかで出口が決まります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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