小学校の絵の具セットの捨て方|6つに分けて残った絵の具は乾かす

paint-set-disposal 絵の具セット
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小学校の絵の具セットの捨て方は、チューブ・パレット・筆・筆洗バケツ・雑巾・バッグの6つに分け、残った絵の具を新聞紙に出して乾かし、それぞれを住んでいる市町村の区分(多くは燃えるごみ、プラスチック資源、金属ごみのどれか)で出す、この流れで足ります。絵の具を排水口に流さないこと、チューブの金属とプラスチックを見分けること、この2つを守れば、どの市町村でもごみの日に出せます。

小学校の教材メーカーの手入れの案内、水彩絵の具メーカーの廃棄の案内、市の分別辞典、片付けの専門サイトを合わせて6本読み比べ、子ども2人分の絵の具セットを片付けた経験を足して、捨てる前の確認、パーツごとの分別、絵の具の処理、市町村での違い、捨てない選び方まで、順に番号を付けて並べます。

1. 捨てる前に確認する。中学校の美術でも使う

小学校の絵の具セットは、中学校の美術でもそのまま使えることが多く、多くの中学校は「小学校で使った物があればそれで良い」と入学時の案内に書いています。卒業した年に捨てると、翌春に同じ物を買い直すことになるので、中学校の持ち物の案内が来るまでは置いておきます。下に兄弟がいる家は、バッグと筆洗バケツを残し、乾いたチューブと筆だけ買い足せば、新しく買うより2,000円ほど安く済みます。

捨てる場面になるのは、中学校で美術の授業が終わった年、中学校が指定の物を買わせる場合、絵の具が固まってバッグにカビが出た場合の3つです。この3つに当てはまったら、次の2番から順に進めます。

2. 6つのパーツに分け、素材ごとの区分を知る

パーツ 主な素材 多い区分 出す前にすること
絵の具チューブ プラスチック(ポリチューブ)またはアルミ プラ製は燃えるごみかプラスチック資源。アルミ製は金属ごみ・不燃ごみ 中身を出して乾かす。キャップは外す
パレット プラスチック 燃えるごみかプラスチック資源 固まった絵の具を落とす
木の軸、金属の口金、ナイロンの毛 燃えるごみ。口金を金属ごみに分ける市もある 水洗いして乾かす
筆洗バケツ プラスチック 燃えるごみかプラスチック資源。30cmを超えると粗大ごみの市もある 色水を捨てて洗う
雑巾・スポンジ 綿、ウレタン 燃えるごみ 乾かす
バッグ ナイロン布、金属のファスナー 燃えるごみ。ファスナーは付いたままで良い市が多い 中を空にする

絵の具セットは1つの袋にまとめて出せず、パーツごとに区分が変わります。迷いやすいのはチューブとバケツで、チューブは素材(プラかアルミか)、バケツは大きさ(30cm以上か)で区分が分かれます。小学校用のチューブは近年ほとんどがプラスチック製で、指で押してへこんだあと戻ればプラ、折り目が付いたまま戻らなければアルミです。

3. 残った絵の具は流さず、新聞紙に出して乾かす

  1. 新聞紙かキッチンペーパーを広げ、チューブの中身を絞り出す
  2. チューブの口はティッシュで拭き、キャップは外して別にする
  3. パレットの固まった絵の具は、ぬるま湯に10分つけて、古い歯ブラシでこすり落とす
  4. 落とした絵の具と新聞紙は、一晩乾かして燃えるごみへ
  5. 乾いたチューブとパレットは、それぞれの区分へ

絵の具を排水口に流さないのは、顔料が排水管の中で固まって詰まる原因になることと、下水の処理で分解されずに川に出るためです。小学校の水彩絵の具は水で溶ける物ですが、溶けるだけで消えるわけではなく、量が多いと管の内側に色の層が残ります。新聞紙に出す量が多い場合は、2〜3枚を重ねて、絵の具が裏に染みないようにします。

4. 筆洗の色水は沈めて、上澄みだけを流す

筆洗バケツに残った色水は、そのまま流さず、一晩置いて顔料を底に沈めます。上の透明に近い水だけを流し、底に残った泥状の顔料は新聞紙かキッチンペーパーに移して乾かし、燃えるごみに出します。バケツの内側に残った色は、台所用の中性洗剤とスポンジで落ちます。色水を庭にまくのも避けます。顔料は土に残り、雨で流れて側溝に入ります。

筆は、口金の付け根に残った絵の具を、ぬるま湯の中で指で押し出すように洗い、毛先を整えて乾かします。捨てる場合でも洗って乾かしてから出すと、ごみ袋の中で他のごみに色が移りません。

5. チューブは中身を出して、プラとアルミを分ける

チューブは、絵の具セットの中で一番迷うパーツです。プラスチック製のチューブは、中身を出して乾かせば、燃えるごみの市とプラスチック資源の市があります。アルミ製のチューブは、中身を出して「小さな金属類」「不燃ごみ」「金属ごみ」のどれかで出します。中身を出し切れず固まったままのチューブは、プラ製なら燃えるごみで受け付ける市が多く、アルミ製は中身付きのままだと資源にならないので不燃ごみです。キャップはプラスチックなので、外して本体と同じ区分か燃えるごみに出します。

12色のうち白だけ大きいチューブが入っているセットが多く、白は残りやすいので、絞り出す時間を長めに見ておきます。中身が半分以上残ったチューブが3本以上あるなら、捨てずに7番の「譲る」も考えます。

6. 市町村で違う。プラ資源の市と燃えるごみの市

区分の分け方 プラ製チューブ・パレット・バケツ アルミ製チューブ
プラスチック製品も資源にする市 プラスチック資源(洗って出す) 小さな金属類 横浜市(2025年4月からプラ製品も資源)
容器包装のプラだけ資源にする市 燃えるごみ(製品プラは容器包装でないため) 不燃ごみ・金属ごみ 多くの市区町村
プラを燃えないごみにする市 燃えないごみ 燃えないごみ 一部の町村

同じ絵の具セットでも、横浜市ならプラ製のチューブ・パレット・バケツはプラスチック資源、アルミ製チューブは小さな金属類で、多くの市ではプラ製は燃えるごみ、アルミ製は不燃ごみです。市の名前と「ごみ 分別 絵の具」で検索すると、市の分別辞典に「絵の具」「パレット」「バケツ」の項目があるので、出す前に3つの項目を見ます。分別辞典に無い場合は、市の環境課か清掃センターに電話すれば、その場で答えてもらえます。

筆洗バケツは、市によって「一辺30cm以上は粗大ごみ」の決まりに当たることがあります。小学校用のバケツは折りたたむと20cm前後なので、たいていはごみ袋に入りますが、たためない大きい型は、市の粗大ごみの基準の長さを確かめます。

7. まだ使える物は捨てずに譲る、家で使う

  • 譲る:チューブに半分以上残り、筆の毛が割れていなければ、地域の子ども会、学童、フリマアプリで引き取り手が付く。バッグごとなら500〜1,000円で出ている
  • 筆洗バケツ:仕切りがあるので、電池、ネジ、裁縫道具の仕分けケースに向く。持ち手付きなので工具を運ぶのにも使える
  • 筆:窓のサッシ、キーボードのすき間、換気扇のほこり取りに使える。太さが3本あるので使い分けられる
  • パレット:子どもの工作の接着剤置き、園芸の種の仕分けに使える
  • バッグ:裁縫道具、薬、充電器の持ち運びに使える。マチが広くて自立する

絵の具セットのバケツとバッグは、分別の手間をかけて捨てるより、家の仕分けケースにしたほうが役に立ちます。捨てるのは、乾いたチューブ、割れた筆、カビの出た雑巾に限れば、ごみに出す量は片手に乗る程度です。譲る場合は、チューブの中身を新しい物に入れ替える必要はなく、残っている色の数を書いておけば足ります。

8. よくある疑問。固まった絵の具、袋の入れ方、寄付先

疑問 答え
チューブの中で固まって出せない 無理に出さず、プラ製なら燃えるごみ、アルミ製なら不燃ごみへ。固まった絵の具は有害物ではない
全部まとめて1つの袋に入れて良いか 燃えるごみに当たる物(筆、雑巾、バッグ、乾いた絵の具、多くの市のプラ製パーツ)は1袋で良い。アルミチューブと、資源に当たる物だけ別にする
絵の具は危険物や有害ごみか 小学校用の水彩絵の具は違う。油絵の具の溶き油や、スプレー缶は別の扱いになる
学校に返せるか 学校での回収は無い。学童や子ども会で引き取る場合があるので、先に聞く
海外への寄付はあるか 文房具の寄付団体が未使用か使いかけの文房具を受け付けている。送料は自己負担で、チューブは中身が半分以上あるものに限る団体が多い

固まった絵の具、色の付いたパレット、使い古した筆は、どれも小学校用の水彩なら有害ごみではなく、ふつうのごみとして出せます。特別な扱いになるのは油絵の具の溶き油と、絵の具の類いでもスプレー缶だけです。迷ったら、素材(プラ・アルミ・布・木)で分け、市の分別辞典で素材の名前を引けば、絵の具セットの項目が無くても答えが出ます。

9. 6つに分け、絵の具は乾かし、市の区分で出す

小学校の絵の具セットの捨て方は、中学校で使わないことを確かめてから、チューブ・パレット・筆・バケツ・雑巾・バッグの6つに分け、残った絵の具を新聞紙に出して乾かし、色水は沈めて上澄みだけ流し、プラかアルミかを見分けて、市の区分で出す、この順です。排水口に流さない、チューブの素材を見分ける、市の分別辞典で「絵の具」「パレット」「バケツ」の3つを引く。この3つを守れば、どの市町村でも一度で出せます。

まず、バッグの中身を机に並べて6つに分けるところから始めてください。分けてみると、捨てる物は乾いたチューブと筆くらいで、バケツとバッグは残す気になります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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