ベビー布団の中綿の洗い方は、中綿がポリエステルなら家の洗濯機で洗え、綿(コットン)と羊毛と羽毛は家では洗わずクリーニングに出す、が答えです。洗えるかどうかは布団の洗濯表示(たらいのマーク)で決まり、洗える物は、カバーを外し、三つ折りにして布団用のネットに入れ、中性洗剤で弱い水流のコースで洗い、脱水は1〜3分で止め、2本の物干しにまたがせて陰干しし、中綿を手でほぐしながら丸1日かけて乾かします。敷き布団の固綿は洗える表示があっても乾きにくいので、汚れた部分だけを洗い、防水シーツとカバーで汚れを布団まで通さないのが基本です。
ベビー布団メーカーの洗濯の案内、洗濯表示の決まり(JIS)、自分で子ども2人のベビー布団を3年洗った記録を合わせて、番号順に書きます。
1. ベビー布団の中綿は4種類。家で洗えるのはポリエステル
| 中綿 | 家で洗えるか | 性格 |
|---|---|---|
| ポリエステル(ウォシュロンなど) | 洗える。洗濯機の弱水流か手洗い | ベビー布団の大半。乾きが速く、洗ってもへたりにくい |
| 綿(コットン) | 洗えない物が多い。洗うと中で固まる | 吸湿がよいが重い。敷き布団の固綿にも使われる |
| 羽毛(ダウン) | 手洗い可の物もあるが、乾かすのが難しい。クリーニングが確実 | 軽くて暖かい。ベビー用は少ない |
| 羊毛(ウール) | 洗えない。クリーニング | 縮む。ベビー用はまれ |
ベビー布団の掛け布団は、市販の物の8割がポリエステルの中綿で、洗濯表示に洗濯機か手洗いのマークが付いています。表示に×(洗濯不可)が付いていたら中綿が綿か羊毛で、家で洗うと中綿が固まって戻らないので、クリーニングに出します。セットで買った布団は、掛け布団は洗えて敷き布団は洗えない組み合わせが多く、1枚ずつ表示を見ます。
2. 洗う前に見る3つ。洗濯表示、洗濯機の容量、天気
- 洗濯表示:たらいに数字(40など)があれば洗濯機でその温度まで、たらいに手があれば手洗い、×なら洗わない。線が1本なら弱い水流、2本ならさらに弱く
- 洗濯機の容量:ベビーの掛け布団(95×120cm)は5kg以上の洗濯機で洗える。ドラム式は布団が回らないことがあるので、7kg以上が目安
- 天気:乾くのに丸1日かかるので、晴れが2日続く日の朝に洗う。梅雨は浴室乾燥か布団乾燥機を使う
この3つのうち、天気を見ずに洗って生乾きになるのが一番多い困りごとで、生乾きの中綿はカビとダニの元になります。洗うのは、朝に洗って昼に裏返し、翌日まで干せる日だけにします。
3. 掛け布団の洗い方。洗濯機で6つの流れ
- カバーを外して、汚れを先に落とす:吐き戻しやおしっこの跡は、ぬるま湯で叩いて薄くしてから洗濯機へ
- 三つ折りにしてネットに入れる:布団用の大きいネット(70cm以上)に、汚れた面を外にして三つ折りかロール状で入れる。ネット無しだと中綿が寄る
- 洗剤は中性、柔軟剤と漂白剤は使わない:おしゃれ着用の中性洗剤を規定量。柔軟剤は中綿の吸水を落とし、塩素系漂白剤は生地を傷める
- コースは毛布か手洗い、水は最大:水温は30℃以下。水が少ないと洗剤が残る
- 脱水は1〜3分で止める:長く回すと中綿が偏る。水が滴らない程度で取り出す
- 形を整える:取り出したら平らな所に広げ、中綿の偏りを手で四隅に寄せて整える
6つのうち、守らないと布団がだめになるのは、ネットに入れることと、脱水を短くすることの2つです。ネット無しで洗うと中綿が片側に寄って戻らず、脱水を10分回すと中綿が固まって厚みが半分になります。洗剤は「赤ちゃん用」でなくても、中性で香料の少ない物なら足ります。
4. 手洗いのやり方。浴槽で踏み洗い
洗濯機に入らない大きさや、手洗いの表示の布団は、浴槽で洗います。浴槽に30℃以下のぬるま湯を布団が浸かる深さまでため、中性洗剤を溶かし、布団を沈めて足で踏み、汚れを押し出します。すすぎは湯を2回入れ替えて、泡が出なくなるまで踏み、最後に浴槽のふちに掛けて30分水を切ってから、干し場に運びます。絞ったりねじったりすると中綿がちぎれるので、水は自然に切ります。浴槽から干し場までは水が滴るので、大きいたらいか防水の袋で運びます。
5. 敷き布団の固綿は、基本洗わない。部分洗いとカバーで守る
ベビーの敷き布団は、赤ちゃんの背骨を支えるために硬い「固綿」が入っていて、洗える表示があっても中まで乾くのに3日以上かかり、生乾きでカビが出やすい物です。洗わずに、防水シーツと敷きパッドとカバーの3枚で汚れを止め、布団まで通ったときだけ、その部分をぬるま湯と中性洗剤で叩き洗いして、天日で乾かします。固綿の全体を洗いたいときは、コインランドリーの大型の洗濯乾燥機か、布団のクリーニング(2,000〜4,000円)に出し、家の洗濯機では洗いません。天日干しは月2回、片面2時間ずつで、湿気とダニを減らせます。
6. 干し方と乾かし方。中綿をほぐして、丸1日
| 場所 | やり方 | 乾く時間の目安 |
|---|---|---|
| 外の物干し(晴れ) | 2本の竿にM字にまたがせるか、1本なら半分ずつ。直射日光を避けて風の通る所。3時間ごとに裏返し、中綿を手でほぐす | ポリエステルで1日 |
| 浴室乾燥 | 竿に掛けて、乾燥を強で。途中で裏返す | 6〜8時間 |
| 布団乾燥機 | 半乾きになってから、マットかホースで1〜2時間。仕上げに使う | 干し時間を半分に |
| 衣類乾燥機(家庭用) | 洗濯表示に乾燥機可(四角に丸)があれば低温で。無い物は縮む | 1〜2時間 |
| コインランドリー | 大型の乾燥機で30〜40分。ポリエステルなら中まで乾く。綿と羽毛は不可 | 30〜40分 |
乾かすときに一番大事なのは、中綿を手でほぐすことです。濡れた中綿は固まっていて、そのまま乾くと固い塊のまま残るので、干している途中で3回ほど、布団を軽く叩いて中綿を広げます。表面が乾いても中が湿っていることが多く、押して冷たさが無くなるまで干します。乾き切る前にしまうと、翌週にカビのにおいが出ます。
7. 吐き戻し、おしっこ、うんちの部分汚れの落とし方
| 汚れ | 落とし方 | 注意 |
|---|---|---|
| 吐き戻し(ミルク) | 固形を取り、ぬるま湯で叩く。残ったら酸素系漂白剤を溶かした水で叩き、水で拭き取る | 熱い湯はたんぱく質が固まって落ちない。40℃以下で |
| おしっこ | 水で薄めて叩き、中性洗剤で叩き洗い。においが残ったらクエン酸水(水200mLに小さじ1)で拭く | 放置するとアンモニアのにおいが中綿に残る。その日のうちに |
| うんち | 固形を取り、水で流してから中性洗剤で叩き、酸素系漂白剤で色を落とす | 塩素系は生地が傷むので使わない |
| よだれ、汗の黄ばみ | 酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に30分つけてから洗濯機へ | 色柄物は目立たない所で試す |
部分汚れの決まりは、熱い湯を使わない、塩素系漂白剤を使わない、その日のうちに落とす、の3つです。ミルクとおしっこはたんぱく質とアンモニアなので、40℃以下の水と酸素系漂白剤で落ち、時間が経つほど中綿に染みて残ります。
8. 洗う頻度と、洗えない布団の代わり
ベビーの掛け布団は、カバーを週1〜2回替えていれば、本体は月1〜2回で足ります。吐き戻しとおしっこが布団まで通ったときは、その日に部分洗いをして、週末に全体を洗います。敷き布団は月2回の天日干しと、防水シーツと敷きパッドの洗濯(週1回)で保ち、本体は季節の変わり目にクリーニングか、汚れたときだけ部分洗いです。洗えない綿と羊毛の布団は、防水シーツを必ず敷いて、汚れをクリーニングに出す回数を減らします。ベビー布団のクリーニングは掛け布団1枚2,000〜3,000円、敷き布団は3,000〜4,000円が目安です。
9. よくある疑問。柔軟剤、洗剤、洗濯機の種類
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 柔軟剤を使っていいか | 使わない。中綿の吸水と通気が落ち、香料が赤ちゃんの肌に残る |
| 赤ちゃん用の洗剤が要るか | 中性で香料の少ない洗剤なら大人用でよい。すすぎを1回増やす |
| ドラム式でも洗えるか | 7kg以上で、布団が回る余裕があれば可。詰めると洗えず、脱水で偏る |
| 中綿が偏ってしまった | 乾く前に、布団を平らに置いて手で綿を四隅に寄せる。乾いてからでは戻らない |
| 何年使えるか | ポリエステルの掛け布団は月2回洗って2〜3年。厚みが半分になったら替え時 |
| 天日に当てていいか | 中綿には問題ないが、色柄の生地は退色する。カバーを外した本体は陰干しが安全 |
ベビー布団の洗い方の困りごとは、洗えない物を洗って固める、ネット無しで偏らせる、生乾きでカビを出す、この3つに集まります。表示を見て、ネットに入れて、丸1日乾かす、この3つを守れば、家の洗濯機で3年きれいに使えます。
10. 表示を見て、ネットで弱く洗い、丸1日乾かす
ベビー布団の中綿の洗い方は、ポリエステルなら家で洗え、綿と羊毛と羽毛はクリーニングです。洗える物は、カバーを外して部分汚れを先に落とし、三つ折りでネットに入れ、中性洗剤の弱水流で洗い、脱水は1〜3分、2本の竿にまたがせて陰干しし、中綿をほぐしながら丸1日で乾かします。敷き布団の固綿は洗わず、防水シーツとカバーで守り、汚れた部分だけ叩き洗いします。
まず、今使っている掛け布団と敷き布団の洗濯表示を1枚ずつ見て、洗える物と洗えない物を分けてください。洗える掛け布団は、次の晴れが2日続く朝に、ネットに入れて洗うところから始めます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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