体操服のカビはキッチンハイターで落とせる 白無地に限る分量と時間

kitchen-haiter 家族向け生活用品
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学校から持ち帰った白い体操服の襟や背中に、黒い点々がついている。

ふつうに洗濯しても落ちないその点は、黒カビです。

家にあるキッチンハイターで落とせますが、使えるのは白い無地の部分だけで、名札やプリントがある体操服は塗り方を変える必要があります。

薄める分量とつけ置きの時間、色がついた部分の守り方、次にカビを生やさない片付け方まで、体操服の種類ごとに書きました。

白い体操服の黒カビはキッチンハイターで落とせる

キッチンハイター

白い無地の体操服なら、キッチンハイターで黒カビを落とせます。

キッチンハイターは衣料用のハイターと同じ塩素系漂白剤なので、白い綿やポリエステルの生地なら漂白できます。

花王のQ&Aでは、どちらも次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、キッチンハイターには洗浄成分が足されていると説明されています。

ただし、塩素系漂白剤は生地の染料まで色を抜いてしまいます。

花王の説明では、衣料用のハイターが使えるのは白い無地の衣類とタオルだけで、素材は綿、麻、ポリエステル、アクリルに限られます。

キッチンハイターも同じ塩素系なので、この条件に合わない体操服には使わないでください。

使う前に洗濯表示の三角マークを見る

体操服のえりの内側や脇に付いているタグに、漂白できるかどうかが三角のマークで書かれています。

三角マーク 意味 キッチンハイター
何も入っていない三角 塩素系も酸素系も使える 白い無地なら使える
斜線が2本入った三角 酸素系だけ使える 使えない
×が付いた三角 漂白できない 使えない

素材の表示も一緒に見ておきましょう。

ポリウレタンやナイロンが入っている伸びる生地は、塩素系だと傷むおそれがあるので避けたほうがいいです。

全体に広がったカビは? 水5Lにキャップ1.2杯で30分つけ置き

襟から背中まで点々が広がっているときは、薄めた液に体操服ごとつけ置きします。

水5Lにキッチンハイターをキャップ1.2杯入れて、30分つけ置きするのが目安です。

この濃さは、花王がふきんを漂白するときの分量として案内しているものと同じです。

キャップ1杯はおよそ25mLなので、1.2杯だと約30mLになります。

  1. 窓を開けるか換気扇を回す
  2. ゴム手袋をはめる
  3. 体操服をふつうに洗って脱水しておく
  4. 洗面器かバケツに水を5L入れる
  5. キッチンハイターをキャップ1.2杯入れて混ぜる
  6. 体操服を沈めて30分置く
  7. 黒い点が残っていたら様子を見ながら少しずつ時間をのばす
  8. 水を替えて2回から3回すすぐ
  9. 洗濯機でほかの白い物と一緒に洗う

つけ置きは2時間を超えない

長くつければつけるほど落ちるわけではなく、生地のほうが傷みます。

白い衣類のカビ取りを紹介している記事でも、2時間以上はつけ置きしないよう書かれていました。

30分で薄くなっていれば、あと30分ほど足すくらいで止めておきましょう。

薄めるのはお湯ではなく水

熱いお湯で薄めると、漂白する力が弱まると書いている記事がありました。

キッチンハイターは水で薄めて使います。

酢や酸性の洗剤とは混ぜない

キッチンハイターには「まぜるな危険」と書かれています。

酸性タイプの洗剤や酢、アルコールと混ざると、有害な塩素ガスが出ます。つけ置きに使った洗面器やバケツは、ほかの洗剤を入れる前によく水で流してください。
カビが生地のかなりの部分に広がっていて、2回つけ置きしても黒い点が残るなら、買い替えも考えましょう。生地の4分の1以上にカビが広がっていたら買い替えを勧めている記事もあります。

点々が数か所だけなら? 綿棒で原液をのせて5分から15分

キッチン泡ハイター

黒い点が首まわりに数か所あるだけなら、体操服全体をつけ置きしなくても落とせます。

綿棒にキッチンハイターの原液をふくませて黒い点にのせ、5分から15分置いてからすすぎます。

必要なのは綿棒と、白いタオル2枚です。

  1. 体操服を洗って脱水しておく
  2. ゴム手袋とメガネをつけて、窓を開ける
  3. カビのある場所の裏側に白いタオルを1枚はさむ
  4. 綿棒の先に原液をふくませる
  5. 黒い点に綿棒を軽く押し当てて液をのせる
  6. 5分から15分、色が薄くなるのを見ながら待つ
  7. 水でぬらしたもう1枚のタオルで、たたくようにふき取る
  8. 水で2回から3回すすいで、脱水して干す

裏にタオルをはさむのは、液が背中側や前側の生地まで染みないようにするためです。

1回で消えなくても、少し薄くなっていれば同じやり方をもう1回やってみてください。

キッチン泡ハイターなら3分から5分で薄くなったという声もある

泡のスプレータイプを使う人もいます。

黒い点が泡で隠れるくらいにかけて、3分から5分置いたら薄くなったという体験を書いている人がいました。

泡は飛び散りやすいので、スプレーするときは顔を近づけず、エプロンか汚れてもいい服を着てやりましょう。

名札やプリントや色のライン入りは色の部分を避けて塗る

体操服には、胸のゼッケンや学校名のプリント、襟や袖の色のラインが付いていることがよくあります。

色の付いた部分に塩素系がかかると色が抜けるので、つけ置きはやめて、カビの点だけに綿棒で塗りましょう。

名札やプリントの近くにカビがあるときは、色の部分をたたんだタオルで覆ってから塗ります。

カビ取りの体験を書いている人の中には、ゼッケンをタオルで守りながら泡ハイターを使った人がいました。

同じ人が、はいていた茶色のズボンに液が飛んで、白い跡がついてしまったとも書いています。

作業するときの服にも気をつけてください。

カビが名札やプリントの上にあるときは酸素系にする

黒い点が色のついた部分に重なっているなら、塩素系は使えません。

この場合は、あとで紹介する酸素系漂白剤を使います。

一度抜けた色は元に戻らない

塩素系で抜けた色は、洗っても戻りません。

名札やゼッケンが白っぽくなってしまったら、付け替えるしかなくなります。

迷ったら、目立たない裾の裏などで先に少しだけ試してから始めましょう。

色のジャージやハーフパンツは酸素系漂白剤をお湯で使う

ワイドハイター

紺や緑のハーフパンツ、学校指定のジャージにはキッチンハイターは使えません。

色柄物に使えるのは酸素系漂白剤で、粉末タイプをお湯に溶かしてつけ置きします。

花王の説明では、酸素系漂白剤は染料を脱色しないので、白物にも色柄物にも使えます。

体操服の黒カビを酸素系で落とした人は、お湯2Lから3Lに粉末を大さじ3杯から4杯入れ、3時間以上つけていました。

5時間から6時間つけると、よりきれいになったそうです。

お湯の温度は洗濯表示の数字までにする

酸素系の粉末は、ぬるい水だと泡が出にくく、漂白する力が出にくくなります。

ただし、ポリエステル100パーセントの生地は熱いお湯で縮むことがあると書かれていました。

洗濯表示の洗濯おけのマークに書かれた数字を、お湯の温度の上限にしておくと安全です。

酸素系では黒い点が薄くなるだけのこともある

酸素系は、塩素系より漂白する力がおだやかです。

衣類のカビ取りを試した記事の中には、酸素系ではカビは落ちなかったと書いているものもありました。

1回で消えなくても、つけ置きを2回から3回くり返すと薄くなることが多いので、あせらずに続けてみてください。

日焼け止めが付いた襟は塩素系でピンクに変わることがある

夏の体育で使った体操服には、襟や袖口に日焼け止めが付いています。

日焼け止めの成分の一部は塩素系漂白剤と反応して、ピンク色に変わることがあると花王が案内しています。

これは生地そのものの色が変わったのではなく、日焼け止めの成分が色づいたものだそうです。

ピンクになったら洗剤の原液をなじませてもみ洗い

花王の案内では、次のやり方で戻す方法が紹介されています。

  1. 水で十分にすすいで、軽くしぼる
  2. ピンクになった場所に衣料用の濃縮洗剤の原液をまんべんなく塗る
  3. 5分から15分置く
  4. 生地を傷めないようにていねいにもみ洗いする
  5. よくすすぐ

日焼け止めを塗った日の体操服は液体の酸素系にする

液体の酸素系漂白剤なら、この変色は起きないと花王は説明しています。

夏のあいだは、キッチンハイターを使う前に、襟や袖口を洗剤で先に洗っておくと安心です。

体操服は週末に持ち帰って乾かせばカビが生えにくい

体操服にカビが生えるのは、汗で湿ったまま袋に入っている時間が長いからです。

体育のあとの体操服を学校に置いたままにせず、週末には必ず持ち帰って洗い、しっかり乾かしましょう。

黒カビを見つけた人の話では、体操服を月曜から金曜まで学校に置いていて、週3回の体育で着ていたそうです。

汗を吸った体操服を5日間も袋に入れたままにすると、首まわりや背中にカビが出やすくなります。

子どもに伝えておくと続けやすい3つのこと

  • 汗をたくさんかいた日は、週の途中でも持ち帰る
  • 体操服袋は、布やメッシュの風が通るものにする
  • 家に帰ったら、袋から出してすぐ洗濯かごに入れる

洗ったあとは、乾ききる前にたたまないことも大事です。

泡ハイターで漂白したあと、8か月ほどカビを見なかったと書いている人もいました。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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